株式会社 志賀設計シリーズbQ


〜 医療と老健施設の設計プロフェッショナルの仲間達 〜

  八島社長インタビュー

■西山 設計部長
プロジェクト全体統括担当
(カップヌードルライスにハマってます)

■升水 設計室長
プロジェクトマネジメント統括担当
(焼き鳥大好き)

■中西 設計室長
プロジェクトデザイン統括担当
(午前中は省エネモード)

■大島 理事
病院設計のスペシャリスト!
(若い頃はサッカーのスペシャリスト)

■藤 上席技術役
切れ味抜群の天下一品プランナー!
(ソフトクリームが大好き)

■吉浦 上席技術役
経験豊富なプランナー
(実は結構ロマンチスト)

■伊藤 設備技術役
設備設計のスペシャリスト
(女の子には滅法弱い)

■野中 設計副室長
いつも元気一杯!設計室のムードメーカー
(中年ライダー)

■古賀 チーフデザイナー
きめ細やかな設計が持ち味!
(ハニカミ王子)

■上野 チーフデザイナー
設計室一長身&イケメン
(最近子供が生まれました)

■須田 チーフデザイナー
男気が持ち味!若手のまとめ役
(声が渋い)

■田中 デザイナー
設計室の頑張り屋マドンナ
(一部画像修正有)

■桑野 デザイナー
粘り腰の頑張り屋!
(奥さんに頭上がりません)

■松尾 デザイナー
インテリアデザインのスペシャリスト
(優しいママさん!)

■秋永 構造担当
設計室の癒し系担当
(実は結構酒豪です)

■森戸 チーフデザイナー
設計室のお笑い担当
(最近おでこが・・・汗)

−設計室について
志賀設計のスタッフ構成は、設計部門、営業部門、総務部門から構成しており、設計部門には約20名のスタッフが在籍する。設計部門(設計室)スタッフの構成は、建築設計担当、構造設計担当、設備設計担当、インテリア担当、監理担当という内容である。個々の設計作業はチーム作業の形体にして、ミスを起こしやすい単独作業とならないようにしている。

−設計レビューについて
設計室は設計部長1名および設計室長2名の計3名が全体を統括する形になっていて、これに担当者3〜4名を加えたグループで、すべての物件をレビューしながら設計を進めている。設計レビューには社長も自ら出席して、会社としての作品作りという視点を常に保てるようにしている。設計レビューの開催は非常に重要で、設計物件の進捗に合わせて何度も開催する。着手時のコンセプト作り、現地調査のチェック、基本設計の中間と完了時、実施設計の中間と完了時、施工中のカラースキムなど、ひとつの物件が完成するまでに、何度も開催して、その完成度が高まるようあらゆる角度から検討を加えている。

−建築デザインについて
当社の設計物件の中心となっている医療施設の設計については、機能性を第一に考えているのは当然だが、患者の居住性を重視した建物内外のデザインについても非常に重視している。特にインテリアについては当社オリジナルのディティールを用いて、機能だけでなくデザインも洗練された室内の実現を目指している。また照明やサイン、植栽なども専門のデザイナーとコラボレーションして設計を進めている。

−スタッフの教育について
設計現場にCADが普及して以来、設計スタッフのデスクワークが増え、昔に較べて設計者が工事現場に立ち会う機会が減少した。当社では、若いスタッフをできるだけ現場体験させるよう、設計室長がプログラムを組んでいる。又、若年スタッフ向けの課題演習も行なっており、本人の能力に合わせて、プランニング、モデリング、読書課題などに取り組んでもらっている。資格や専門分野の習得については補助制度を設け、必要に応じてスタッフを人選し、受講している。

−インターンシップについて
昨年から大学生のインターンシップを受け入れている。当社の対応は短期間集中型ではなく、ひとつの物件のスタートから竣工まで、約1年間、長期的に関わってもらう方式になっている。短期間集中だと、どうしても模型づくりやCADトレース等の単純作業になって、設計事務所の雰囲気がわかっただけというものになりがちだが、当社の方式であれば週1回程度のスケジュールで、建築設計の一環が体験できるので、大学生にとっても無理がなく、大変好評をいただいている。

−今後の課題
これからの建築設計の課題は、第一がISOの考え方にちかい設計工程と図面や仕様書の管理、第二がクライアントへの説明責任だと考えている。そのためには、これまでのようなクライアントの要望を聞きながら設計を進めてゆくという設計工程を抜本的に見直し、中間のチェックを組織的に行う作業手法を早急に徹底していかねばならないと考えている。また、説明責任を果たすためのツールである図面自体が、これまでのような専門化した表現方法でよいのかということも、見つめ直しているところである。既成概念にとらわれない手法で、高品質でクライアントに安心してもらえる優秀な建築をつくるため、人づくりと組織作りに邁進することが、志賀設計の永遠の課題であると思う。





 最近の代表作品の紹介 




◆サービス付き高齢者向け住宅えがおで寺塚
規模:RC造6 階建延べ3677.53 u
場所:福岡市南区寺塚2丁目20-1
施工:株式会社 未来図建設

【設計コメント】
閑静な住宅地に建つサービス付き高齢者向け住宅。
明るく開放的な外観と細部にまでこだわった内装はリゾートホテルのような落ち着いた雰囲気を演出している。

【施工者コメント】
ほかの施設には、無いような機能性や自由空間を作り上げている。バリをイメージして、インテリアもバリに行って仕入れてきた。限られた予算の中で、どれだけ価値観を上げられるか、ということに気を使った。照明はすべてLEDを使い、将来、屋上に太陽光発電パネルを設置するためのスペースを設けたほか、屋上には緑化を施し、環境を重視した。志賀設計さんの物件は2件目だったが、志賀さんの設計は、プランも含めて本当に素晴らしい。

◆丘の上皮ふ科 アレルギー科 クリニック
規模:S造3階建延べ574.76 u
場所:福岡市城南区長尾5丁目7番3号
施工:有澤建設株式会社

【設計コメント】
丘の上の角地に建つ皮膚科クリニック。ランダムに穿った窓や丸窓による楽しいファサードと光に満ち溢れた明るい内部空間が特徴。

【施工者コメント】
難しい建物だった。施工図は何回も書き直した。鉄骨造りで、雨じまいも難しく、仕上げにも苦労した。これまで経験した中でも最も難しい現場のひとつだった。当社では見た目よりも機能性を重視しており、志賀設計さんも性能を重視してくれるので心強かった。建物は、特徴的な窓のほか、外観の色使いも新鮮で、機能性だけではなく、見た目も素晴らしい。

◆医療法人 友愛会 友田病院
規模:RC造一部S造6 階建延べ9659.93 u
場所:福岡市博多区諸岡4丁目28-24
施工:株式会社 竹中工務店 九州支店
【設計コメント】
老朽化した病院の隣接地への建て替え。
白くシンプルな外観は病院の清潔さを表現、暖かい照明計画では家庭的な親しみを演出、ガラス張りの待合ホールは地域に開かれた施設としてアピールしている。
【施工者コメント】
周辺道路の幅員が狭いうえ、現場スペースも無く、重機が入らない等、施工にはたいへん苦労した。病院内部は非常に明るい。開口部が広く、光がよく入り、とにかく明るい。照明も斜めからの間接照明で、遊びココロがある。壁は、白で統一されているが、サインがおもしろくメリハリが効いている。診察室や病室の番号を扉に大きく書いているほか、トイレやお風呂などのピクトサインもカラフルで大きい。また、各階を色で分け、それぞれの階にテーマカラーがあり、高齢の方には、わかりやすく親切な設計となっている。

>>>次回は和田設計コンサルタントを予定しております。